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○オスグッド病

【総論】

オスグッド病とは、正式名称はオスグッド・シュラッター病(Osgood-Schlatter Disease)といい、10代の成長期の子供に多く見られ、脛骨の膝蓋靭帯の付着部(脛骨結節)に運動時痛や圧痛、場合によってはでっぱりが生じる骨端症の一種。


成長期に起こりやすい疾患のため、成長痛の一種と考える場合があるが、厳密には成長痛とは異なる。

ただし、成長痛と同じように、心理社会的因子(家庭環境、学校環境、ライバル争いなど)が大きく症状に関わっている。


この脛骨結節は、膝蓋靭帯と膝蓋骨を介し、大腿四頭筋とつながっており、大腿四頭筋の牽引力が多くかかる部位である。

そのため、骨端がまだ未成熟な段階で、ジャンプ、ダッシュ、キックなどの繰り返し動作により、脛骨結節への過度の負荷が症状の一因になっていると考えられる。


オスグッド・シュラッター病と言う名前は、整形外科医ロバート・ベイリー・オスグッドと、外科医カール・シュラッターの二人の医師の名前に由来する。


【好発スポーツ】

脚力を使う競技全般。サッカー、陸上競技、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、野球など。

【症状】

ジャンプ、ダッシュ、キック、または膝の屈伸時に、脛骨結節部に起こる限局した痛み。熱感や腫脹が伴うこともある。

通常、脛骨結節部に圧痛もあり、程度によっては触れるだけでも強い痛みを感じることがある。

また慢性化や重度の場合、骨の隆起が生じることがあり、骨の微小な骨折と治癒に繰り返しにより生じた過骨現象と考えられている。