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○アキレス腱炎(周囲炎)

【総論】

アキレス腱炎とは、アキレス腱自体やカカトの付着部に痛みや炎症が生じていること。


アキレス腱は、カカト(踵骨)に付着している腱で、下腿にある腓腹筋とヒラメ筋の停止部にあたる腱。人のカラダの中でもっとも太い腱で、歩いたり走ったりはもちろん、ジャンプしたり着地する時にとても重要な腱になる。


また類似した症状に、アキレス腱の周囲の軟部組織に痛みが生じるアキレス腱周囲炎(腱鞘炎)、アキレス腱の円滑な動きを可能にしている滑液包に痛みが生じるアキレス腱滑液包炎があるが、痛みの部位の違いで分類されたもので、メカニズムはほぼ同じと捉えてよい症状なる。

アキレス腱炎が慢性化すると、アキレス腱の石灰沈着によるアキレス腱石灰化症や、カカトの腱の付着部に骨棘が形成されることがある。

【好発スポーツ】

アキレス腱炎はスポーツ障害として多い疾患で、好発スポーツは、走ったりジャンプの多い競技。

陸上競技、バレーボール、バスケットボール、サッカー、テニスなどに多くみられる。


【症状】

症状は、アキレス腱遠位部(カカトに近い方)に起こる運動時痛で、安静時に痛みはほとんど出ない。

圧痛は、カカト(踵骨)のアキレス腱付着部から2~5cm以内に限局してあり、熱感や腫脹が伴うこともある。程度によっては触れるだけでも強い痛みを感じることがある。