ホームメンタルの障害>イップス

○イップス(Yips)

【総論】

イップスとは、あらゆるスポーツに起こる精神的疾患で、精神的ストレスが神経系に条件反射的に影響を及ぼし、通常のプレーができなくなる状態を言う。


プロゴルファーのトミー=アーマー(Tommy Armour)が初めて用いたことで、ゴルファーの間では、よく知られている精神的疾患。


そんなに難しくないパットでも、ある状況になると倍以上も強く打ってしまったり、または硬直して打てなくなってしまうパターイップス。アプローチができない場合は、アプローチイップスと言い、バンカー、アイアン、ドライバーなど。


練習ではできて、試合ではできないと言う特定の条件下だけに起こることもよくある。


ゴルフに限らず、野球やサッカーなど、あらゆるスポーツで起こりえる。


ある研究によると、すべてのプロゴルファーのうち33%〜48%にイップスの経験があり、特に25年以上プレーしているゴルファーにそうなりやすい傾向にある。


全米オープン4勝、全英オープン1勝、マスターズ2勝、全米プロ2勝、米ツアー62勝と輝かしい成績を残した名ゴルファー、ベン・ホーガン選手。彼はパターイップスが原因で引退したと言われている。

日本では、尾崎建夫選手もイップスに陥り苦しんだ経験のある選手と言われている。


【好発スポーツ】

スポーツ全般。


野球の「送球恐怖症」、ダーツの「ダータイティス(Dartitis)」など、スポーツにより特有の呼び名があるが、同じイップスである。


【症状】

ある状況下になると、急に心身ともに不安定になり、身体の震えや硬直、プレーの乱れ、単純なミスの連発、極度の場合はプレーができなくなる。


 

練習では、症状がまったく出ないが、試合などのある特定の状況下だけに症状が出ることもある。

  

パニック症状の一種。